2014年8月27日水曜日

オリーブオイルでケーク


雑誌でイギリスの料理人・ジェイミーオリバー氏が紹介してた、

オリーブオイルを使ったケーク・オ・フィグ。 (私、彼のざくざく感が結構好きなんです!)

ほ~~! バター使ってない代わりに、アーモンドパウダーがたっぷり入ってて美味しそう!

(何よりも表面にぐさぐさと刺した、フレッシュのフィグの表情がかわいい!)


ちょうど、ノルマンディの義母の家から摘んできたフィグがある!



早速雑誌のレシピ通りに作ってみました。

・・・・・・が、とっても微妙でした・・ 風味がね、微妙だったんです。。 とっても残念!


だけど、食感が気に入ったのでその後、癖のないグレープシードオイルと、

牛乳のところを豆乳に変えてリベンジしましたよ!

私にとっては、何もオリーブオイルでなくても。。  という感想でした。




作り方はいたって簡単。

卵と砂糖をしっかり泡立てさえすれば、後は泡立て器を使って、材料順に
大胆にぐりぐりと混ぜていくだけ!


全卵            3個
砂糖            300g
オリーブオイル      125ml
牛乳            100ml
オレンジの搾り汁     2個分
レモンの皮擦りおろし  適当
オレンジの皮擦りおろし 適当
小麦粉           200g
アーモンドプードル    125g
ベーキングパウダー   大匙1
はちみつ          大匙3  
フィグ            適量


生地が出来たら型に流して、180℃のオーブンで約30分位焼いて、
表面が少し焼けたくらいの時に、フィグを挿し込みます。
(中が全然焼けてないと沈んでしまいます)

はちみつをかけて再びオーブンで完全に焼けるまで焼きます。

(オリーブオイルをグレープシードオイル、牛乳を豆乳に変えて美味しくできました♪)
(お砂糖は好みで減らしても。)


色んなフルーツで応用出来そうですね~





2014年8月25日月曜日

小豆のショートケーキ



″浮島″という名前の和菓子 (フランス菓子の ″ile flottante″ をイメージさせられるネーミング!)

を初めて作って食べた時に、なんて美味しいんだろうと感激。


そしてすぐに、このアレンジしたお菓子のイメージがわきました。

浮島部分は、何もいじらず和菓子そのもの。

小豆のムースをサンドしただけです。


最初に作ったのはもう10年以上も前。

当時は生地を薄目に焼いて、ロール状にしていました。

かわいかったな~~・・あの子達も・・・・


その後、このショートケーキ風にしてみたら

キュッと締め付けられていない分、ふわっと感がアップして、美味しさもアップしました。


さりげなく添えているように見える生クリームと、

さらっと振りかける抹茶も、無くてはならない存在。


味は「あんこ」なのに、ふわっとしていて、クリーミー。。

この繊細さはフランス人には分かるまい! と勝手に決めつけて

彼らにこのお菓子を披露したことはありません! (笑)


バターも使っていないし、生クリームは少し使っているけど

小豆がたっぷりのヘルシーなお菓子です。


豆ラヴァーとしては、こだわりのイッピン。

しばらく豆ケーキ、作ってないな。  又、がんばろ!







2014年8月24日日曜日

グリーンスムージー


数年前にハマった、グリーンスムージー。

美肌、便秘、ダイエットに良いというので、朝食代わりに毎朝食べてた頃もありました。

が、結構な出費かかさむことに気付いたのと、

慣れすぎて、ありがた味がなくなってしまった。


今は時々食べてます。

普段から野菜はたっぷり摂っているから、もしかしたらそんなに必要ないかも・・?

だけど、スムージーってグリーンに限らず食べる度に

気分爽快!! ″喜び″ を感じます。

ガブッと飲まずに、一口ずつ、食べるように飲むのが良いとか、良くないとか?

なので私は、小さじスプーンでゆっくり″食べてます″。


この日のは、マーシュ、ポワール、レモン、生姜をちょこっと。

グリーンには拘らずに、その時ある野菜やフルーツで。





2014年8月23日土曜日

ナッツのお話し



ノワゼットやアーモンド、、

ナッツ類はどんどん値上がりしているようです。

ナッツ類に限らず、税金やら全て上がってますね~・・ひーーー!!

この前ニュースで、トルコ産ノワゼットが更に値上がりしまーす!って言ってました。。


 

少し前にお手伝いさせてもらったパン屋さんでは、

アーモンドパウダーがどんどん高くなってるので

「今月はもう買えねぇ。代わりにコレ使ってくれ!」

と渡されたのが何と! 乾燥させて細かく挽いてお店でも売ってる″パン粉″でした!

キメの粗さや色合いもまさに、皮付きアーモンドパウダーそっくり!(笑)

社長がいうので、言うとおりにしましたけど。

もしかして、これってフランスのパン屋の常識??と思ったりして。。。

フランス生活8年も経てば、こんなことでは驚きません。

むしろ、「なんと柔軟な考え方!原価がゼロ!!」 と感激したくらいです!(笑)



皆さん、フランスのパン屋さんのアーモンドクリームの味にフォーカスしてみてください!(笑)


そして、パン職人さんから出来れば色んな意見をききたいですね~

「そ、そんなこと!やってませんよ!」 とか、「パン屋では常識ですよー!」 とかとか。。



わたしは、パン屋の経験はあまりないので良く分かりません。。



ちなみに写真はノルマンディの義母の家の庭で摂れるノワゼット。

よく田舎の家の庭になってるのを見かけるけど、

売ってるのは殆どトルコ産かもしれない。



オレンジとノワゼットのマフィン *ヴィーガン


マフィンのくせに(?)、ちょっとリッチな味わいです。

ノワゼットプードルを少し加えるだけで、こってり。

このこってり感と、生の輪切りオレンジの、ジューシーさ加減が、おいしー!

カカオバージョンも、きっと美味しいハズ。むふ。。


乳製品、卵を使わない ヴィーガンなマフィン、

今まで色んな種類のマフィンを作ってきたのに、写真が一枚もない。。

又ぼちぼち紹介していきます。

2014年8月21日木曜日

ズッキーニ&チョコレートのプチガトー  *ヴィーガン



私のお気に入りのお菓子です!


アメリカの家庭菓子にズッキーニ入りの焼き菓子があるそうです。

それっぽいのを、チョコ味にしてみました。

乳製品、卵の動物性が全く入らないお菓子を研究中ですが、

これはその中でも納得の行く出来上がりになりました。

たっぷりのすり卸したズッキーニに、バターの入らないベジタブルオイルを

使った生地なので、冷めてもしっとり柔らかです。


よく、ズッキーニの味がするの?と聞かれますが、、、しません、、、笑

キャロットケーキって、人参の味が前面に出ているわけではなく、

たいてい甘くってスパイスが聞いていて、、でもキャロットケーキの味。って感じでしょ?

この子もそんな感じなんです。と言えば分かりやすいでしょうか?



上のトッピングは、チョコレートにメープルシロップを混ぜてのばした物をぬりぬりしています。









私のお菓子



あれは2000年くらいだったとおもうけど。。

ある年の秋、ものすごーーーく立派な栗を頂いたので

お菓子にはしたいけど、その見事さをそのまま見て、味わって貰いたくて

渋皮煮のラム酒風味だか、ヴァニラ風味だったか、、を作って瓶に詰めて、

友人にプレゼントしました。



10年以上経ったある日、彼女が話してくれました。


「 栗のお菓子を作るために栗を探し求めるのではなくて、

  旬の立派な栗がある。それを最大限にいかせるモノを作りたいって言う、

  作り手としての姿勢に感動した。

  あの栗の渋皮煮は忘れられない。 」


私にとっては当たり前の考え方だったけど、

そう改めて話してくれたことに、私も心底感動したのです。



旬の素材に感動して、感謝して、

旬を表現する。 味わう。


そうそう! それが私の原点!


プロフィール



Michiko


和歌山県田辺市出身


高校卒業後、京都の洋菓子屋さんで修行をスタート。
短期のフランス研修を経験後、
東京の フランス菓子店、ショコラトリー、フレンチレストラン、カフェ勤務。

2006年よりパリ在住。


お菓子屋さんの厳しい~修行にもめげず(笑)
フランス菓子の世界にのめり込んだのは何時のことだっけ?
有名なパティスリーをひたすら食べ歩き、月に数回はお洒落なフレンチで食事。。
雑誌ののフランス特集が出れば隅から隅までチェックして、、、
そんな生活がなんとも刺激的だと感じていた東京での生活も10年近く経つ頃、
ふと我に帰った時がありました。
私、もっと普通の、普段着のフランスが知りたい!
日本人が友達同士で居酒屋でワイワイしたりする感覚って?
「お母さんの味」的な家庭料理とかお菓子ってどんななの?
フランスが好きって言ってるけど私、何を知ってるんだろう?

それから普段着のフランスを知りたい一心で、パリに一年住んでみよう!と計画。

とにかくフランス人の友達をいっぱい作って彼らの生活に侵入してみよう!
と意気込んでいたら先に彼氏(今の夫)が出来てしまい、
一年限定の計画が、あれよあれよと無期限になってしまった。。。。(笑)

そんな私のパリ生活ももう8年が過ぎました。
言葉の壁、文化の違い、考え方の違い、、、色んな事に揉まれながら💦
大衆食堂的レストラン、パリジェンヌに人気のサロンドテ、
お洒落界隈のワインバー、地元住民に愛されるブーランジュリーなどで
常にお菓子の仕事に携わりながら、
飾らないフランスの家庭料理を学び、
興味のあることを私なりにしっかり吸収してきたつもりです。
プライベートでも義理の家族や友人との交流で
普段着のフランスを日々満喫中♪




ところで本題。。わたしの好きなお菓子、わたしが作るお菓子って?

歳を重ねる度に、シンプルなもの素朴なものがどんどん好きになっています。
今はフランス菓子にはこだわらない、
素材を活かした、季節感のある素朴でシンプルなお菓子、
メッセージのこもった、気持ちが優しくなれるお菓子作りを心がけています。

それから乳製品、卵などの動物性原料を控えた、地球や動物達にもやさしい
出来るだけ天然の甘味料、もしくわ精製されていないお砂糖で
私達の体にも負担の少ないオーガニックな原料を使った
ナチュラルなお菓子の開発にも力が入っています!
このようなお菓子は、数年前からアレルギーを持つ人達の為にと思って
細々と作っていたのですが、
私達が当たり前のように使っている乳製品や卵などの製造過程を知れば知るほど、
もっともっと意識して使わないといけないなと痛感しました。
そんな現状も多くの人に広まるといいなという想いもこめながら、
アレルギーを持つ人達の為だけではなく、
私達が普段口にするものが自然にもっともっとナチュラルに
変わっていけばいいなと思ってます☆

ただ、多くの人達は乳製品や卵、白いお砂糖がたっぷりのお菓子に慣れすぎてしまってます。
特に私のように長年フランス菓子をやってきた者には
この慣れ親しんだ材料を使わないで作るお菓子って簡単なことではありません。。。泣
なので少しずつでも出来たらな~~と思っています!

ちなみに普段着のフランス的感覚では
白いお砂糖にバターや乳製品もたっぷり、お肉も大きな塊でとりゃ~!って感じですけど。。
でも、街中に次々と増えているビオ(オーガニック)ショップを見ると
確実に多くのフランス人の意識もナチュラル志向に変わりつつある! と確信しています(^.^)



このブログでは植物性のみの材料で作ったものは*ヴィーガンって呼んでます。
私自身は完全菜食主義者ではないので、
もしかしたら生活スタイルがヴィーガンの方から見たら「ちがう!」と思われるかも。。だけど、
私はいつか人類がヴィーガンになるのでは??と思っているので
リスペクトと、私自身もその強い意志を持ちたい!という意味も込めて
*ヴィーガンって呼ばせていただきたいと思います☆



夢、というか、人生の目標は田舎暮らし。
ハーブやフルーツ、野菜を育てながら緑に囲まれた中で暮らします♪




こちらも良かったら覗いてみてくださいね☆                      https://instagram.com/michiko_haricot/                       https://www.facebook.com/alaptitegamelle 




はじめまして!


このブログでは私のお菓子の紹介を中心に、

食の色々について語っていきたいと思います。



まず最初に、ブログ名の ″à la P'tite Gamelle″ について

フランス語に興味のある方のみ、読んでください。。。


″P'tite″ は ″Petite″  の少し崩れた、普段の喋り言葉という感じで、

日本語にもなりつつある、″プチ″ ですが、後に来る単語が女性系で ″e″ がついて

読み方が ″プチットゥ″ になります。

いいじゃん、面倒だからどっちでも、、、、という訳にはいきません。

ちなみに プチって、小さいって意味ですが、 そのものが実際小さくなくても

愛嬌ある物にも、人にだって ″プチ″ とか ″プチットゥ″ ってつけます。

なんだかややこしいけど、フランス語ってかわいいなぁ~と思いませんか?!



″Gamelle″ は主に食べ物用の″入れ物″のこと。″ギャメル″って読みます。

辞書には ″弁当箱、飯盒″ って載ってるので、フランスに来た当初、

ある人はタッパーのこと、ある人はお皿のこと、ある人はペットの餌入れを 

″Gamelle″ って呼んでいて頭がこんがらがりました。。

特に何ってことはありませんが、個人的にかわいいなぁって思う言葉です。



″à  la″  ″ア ラ″ は、 ″~で、~に″ 。




ということで、 ″ア ラ プチットゥ ギャメル″ って読みます。



フランス語の勉強になってしまいました。笑


お役にたてましたか? どうでも良かったですか?? 笑




なにはともあれ、どうぞよろしくお願いします~!


この後、プロフィールへと続きまーす。