2014年8月21日木曜日

私のお菓子



あれは2000年くらいだったとおもうけど。。

ある年の秋、ものすごーーーく立派な栗を頂いたので

お菓子にはしたいけど、その見事さをそのまま見て、味わって貰いたくて

渋皮煮のラム酒風味だか、ヴァニラ風味だったか、、を作って瓶に詰めて、

友人にプレゼントしました。



10年以上経ったある日、彼女が話してくれました。


「 栗のお菓子を作るために栗を探し求めるのではなくて、

  旬の立派な栗がある。それを最大限にいかせるモノを作りたいって言う、

  作り手としての姿勢に感動した。

  あの栗の渋皮煮は忘れられない。 」


私にとっては当たり前の考え方だったけど、

そう改めて話してくれたことに、私も心底感動したのです。



旬の素材に感動して、感謝して、

旬を表現する。 味わう。


そうそう! それが私の原点!


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